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すみれ@京都拉麺小路

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普段、あまりアンチな意見は書かないつもりですが、今日は一言。
京都拉麺小路:すみれの味噌ラーメン900円です。(ちょっと高いぞ)
実はここに、あの有名な「すみれ」があると知らずに京都駅周辺で早めの昼食をする場所を物色していたところ、伊勢丹の10階に京都拉麺小路なる物があると言う看板を目にしてとりあえず行って偶然発見しました。
「すみれ」は最近こんな所にも出店していたのかと感心しつつ、開店間もなかったせいか、若干の空席があり並ぶこともなく入店。札幌では2時間並んで入店、横浜ラー博では3時間待ちの表示にあきらめて別の(佐野さんの)店に入った事を思えば何とあっさりした入店だった事か・・
暑い中ラーメンと言う気分でもないなと言う気持ちを気力で振り切り待つこと10分ほど、泣く子も黙る「すみれの味噌ラーメン」が運ばれてきました。まずは、スープから、あの忘れられない札幌の味を期待しつつ一口。・・・んっ!何か違うぞ!味がない、というか油しか口に入らない。よく見ると上澄み2mmぐらいをラードの層が覆っています。レンゲでスープをすくうとその上澄みのラードの部分しか取れない状態です。おまけにタマネギに熱が加わりすぎているのか、底に僅かにすくえたスープの部分に苦みが感じられます。
冷房が入っているとは言え、真夏の暑い中、ギンギンに暖まった油をすするのは切ない物があります。
確かに札幌で食べたときも表面をラードが覆ったスープが、冬の北海道でも真から体を温めるような、またそれが何とも言えない味を出していた訳ではありますが、でもレンゲですくうと、ちゃんとコクと炒めたタマネギの旨みが口の中に広がったじゃないかと、逆切れ寸前の所を押さえて、滅多に残さないスープを残して店を後にしました。先日、同じく最近全国展開している札幌の味の時計台の事を書きましたが、「すみれ」はラーメンファンに取っては、別格でもっと崇高な存在と感じていただけに、本物の味を伝えない地方支店が「すみれ」名をこんな形で世に伝えるのは非常に残念な事に思います。
下は以前食べた札幌すみれの味噌ラーメンです。
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by emozione | 2006-08-23 01:59 | 関西