カテゴリ:関東( 37 )

麺の房 砦@渋谷区神泉 砦らぁめん

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この日は遅い夕食となったため、まだ開いている店の中からこちらをセレクト、渋谷区神泉の麺の房砦です。博多一風堂出身のご主人が作る豚骨ラーメンの店で東京で本格的博多ラーメンが食べられる店として人気があります。日曜の深夜というのにほぼ満席の客入り、わずかに空いたカウンターに着席してメニューを確認です。砦のらーめんは全部で4種類、砦らぁめん、肉もやし、のりと半熟玉子、肉増し、だそうなのでデフォの砦らぁめんをセレクト、注文の際麺の固さを聞かれたので「固めで」とお願いしました。後で気がついたのですが、麺のかたさ表と言うのがあって全部で7段階に分類されているようです。面白いのでそのまま紹介すると、固い方から、粉おとし:はっきり言って「生」です。ゆで時間1~2秒。→ハリガネ:ハリガネのようにかあち麺?通の方はどうぞ。→バリかた:ばりっと固い麺。麺がスープを吸わないので替え玉をたくさん食べたい方はぜひ。→カタめん:一番おいしいかたさです。→ふつう:初めての方はこちらから。→やわめん:小麦の香りを楽しみたい方はどうぞ。→ばりやわ:本当にやわらかいのが好きな方。と言うことで、どうやら「固めで」=「カタめん」として伝わったのではないかと思われます。一番おいしいかたさだそうでラッキーです。ちなみに、麺は基本が細麺ですが太麺のオーダーも可能との事、しかしここまでの太麺攻撃にやや辟易としていた事もあり細麺でお願いいたしました。
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 待つことしばし、登場した砦らぁめん(700円)です。綺麗に白濁した豚骨スープにネギ、チャーシュー、木耳のトッピング、麺は九州らしいストレートの細麺です。実のところ修行先の博多の一風堂にはかつて二回ほど行った事があるのですが、どうも万人受けの大人しいラーメンという印象があって余り好みにフィットしなかった覚えがあります。また、事前のリサーチで臭みの無いあっさりスープとの口コミがあり、正直全く期待をしていませんでした、が、その期待は良い意味で裏切られました。口にすると意外と獣臭さがしっかり感じられるスープです。しかし、それが旨く使われているため嫌味になっていません。この辺が獣臭くないと表現される理由でしょうか。あらためて豚骨スープの旨みは獣臭さの中にあると感じさせてくれるスープです。期待していなかっただけに余計にかも知れませんが豚骨としては久々に旨いと感じられるラーメンでした。

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by emozione | 2008-07-20 23:00 | 関東

鶏の穴@池袋 白鶏らーめん

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 関東シリーズ3軒目は鶏の穴@池袋、5月18日にオープンしたばかりの鶏白湯専門店です。メニューはノーマルの白鶏らーめん、ピリ辛の赤鶏らーめん、鶏白湯ベースのつけ麺、サイドメニューの鶏めし、後はトッピングメニューのみのシンプルな構成です。今回は白鶏らーめんをチョイス、入口の販売機で食券を買って入店です。中はカウンターのみ15席ぐらい、お昼時を過ぎていたせいか半分ぐらい空席でした。
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 白鶏らーめん(680円)+半熟味付け玉子(100円)です。トロリと黄金色に濁った鶏白湯スープに太目のストレート麺、刻みネギ、青ネギ、鶏チャーシュー、太目のメンマ、鶏そぼろ肉とオプションの煮玉子という構成です。スープは濃厚で口に含むと、とろみとざらつきがありがあり風味も食感もまるでコーンポタージュのようです。しかし獣臭さは少なくすっきりした仕上がりでしつこさを感じさせません。とろっとした食感の中に刻みネギが良いアクセントとなっています。鶏のそぼろには大蒜とスパイスで香りがつけてあるようで、性格上どうしても食べ進むと飽きを生じやすい鶏白湯ですが、最初崩さすに後で崩す事によって後半の舞台転換に役立つような作りとなっています。ストレートの太麺はそれ自体はもちっとした食感があって良いのですが、どうしても性格的に淡い鶏白湯ではスープの持ち上げがやや不足する感じがしました。太麺でなければラーメンではないような風潮の今の東京では仕方が無いのかも知れませんが、ここは関西風の柔らかめの縮れ麺なんかの方がこのスープをより活かす事ができるのではないか、と言うのが個人的な感想でした。

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by emozione | 2008-07-20 13:20 | 関東

くぼ田@西部柳沢 味玉ラーメン

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 最近東京の穴場ラーメンとして注目を集めつつある西武柳沢駅近くのラーメン専門「くぼ田」です。いわゆる私鉄沿線の小さな駅前周辺に広がる商店街、そのはずれのさらに路地に入り込んだような所にありました。一寸飲み屋のようなたたずまいですが密かにラーメン専門の文字がラーメン店である事を主張しています。カウンター5席ほどの小さな店で閉店30分前に到着、中に入ると他に客は無し、思わず「まだいいですか」と聞いてしまいました。よいとの事でカウンターの隅に座ってメニューを確認、醤油系、塩系、味噌系とあるようですが基本の醤油系で味玉ラーメンをセレクトしました。
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 味玉ラーメン(800円)です。透明度の高い醤油スープにチャーシュー、のり、メンマ、ネギとオプションの味玉のトッピング、中太のストレート麺というシンプルな構成です。まずはスープを一口、思わず何じゃこりゃと唸ってしまいました。見た目のローインパクトな予想に反し、なんとも深いコクのあるスープです。鶏と豚骨の柔らかい動物系スープと、しっかりと香る魚介系のダブルスープ。圧倒的に魚介が前面に出ていますが、決して今時の節系ガツンではなく何とも趣のあるベースになっています。その昔、夕ご飯時になるとあちこちの家々から味噌汁や料理のベースとなる出汁の香りが立ち上ってきたと言えば年がばれそうですがそんな出汁の香りを思い起こさせる魚介ベースと言うのが最初の印象です。それは決して突出することは無く、しかし肝っ玉母さんの如くしっかりと大地に根を張ったように揺ぎ無さと芯の強さを感じるさせます。このスープを強すぎると批判した評を見たことがありますが、確かに人によってはくどく感じるかも頷けます。しかし、逆に言えば無化調でこれだけしっかりとエキスを抽出したスープが他に例を見ない事の裏返しでもあり、このスープの真の実力を物語るエピソードなのかもしれません。穏やかな容姿の中に確固たる実力を秘めたラーメン。このラーメン只者ではありません。

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by emozione | 2008-07-19 19:50 | 関東

大勝軒@東池袋 ゆでもり

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 久々の関東シリーズです。最初の店はラーメン好きに知らない人はいない超有名店、東池袋大勝軒です。旧店舗が惜しまれつつ閉店した後今年1月に劇的な復活を遂げた大勝軒ですが、実は旧店舗も含めて初の訪問となります。朝一の飛行機に乗りそのまま店に直行、到着したのが開店30分前、すでに一組のカップルと単独のお兄さんが並んでおられました。4番目に陣取り待つことしばし、開店15分ぐらいまえに食券販売機が開き順に食券を購入、店員さんがそれを回収します。同時に入り口横に椅子が一つ用意されしばらくすると中から山岸さんの登場です。さすがにラーメン界の神と称せられるだけあってそこに座っておられるだけでオーラを放っています。やがて10分ぐらい前になると表の扉が開いて順番に入店です。山岸さんは入店する客の一人一人に頭を下げて挨拶されていました。
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 この日の東京は最高気温33度、練馬では35度という猛暑の中、熱いメニューを食べる元気がなかったため「ゆでもり」(750円)をセレクトです。待つこと数分、大釜で茹で上がった後、ざるに上げ水でしめて丼に盛り付けられた麺とスープが運ばれてきました。麺は今時はやりの極太麺からするとやや細めで白っぽい多加水麺で、もちもちとした食感も控えめですが、これが大勝軒の麺なんですね。スープも流行の節系ガツンからすると魚介も控えめで独特の甘みと酸味のあるスープです。今となっては強いインパクトを与える味とは言えませんが、この味がその後のつけ麺の原点となっている事は紛れもない事実で歴史の重さを感じさせます。そういう意味でこの味を経験する事ができた事は貴重な体験となりました。
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 帰り際に思い切って山岸さんに「お姿を写真に撮らせて頂けますか」と尋ねてみたところ快く応じて下さいました。島根から来た旨をお伝えすると「遠いところからありがとう」と言って握手を求めてくださいました。これだけ有名になっても少しも驕る事無く、お客さん一人一人に感謝をもって接しておられる、その人柄、姿こそが大勝軒の本当の味なんだなとつくづく感じながら店を後にしたのでした。
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by emozione | 2008-07-19 10:55 | 関東

多賀野@荏原中延 中華そば

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 とんぼ返りでの東京出張で、この日の夕食一食だけラーメンを頂く余裕がありましたので夜間に開いている店の中から、色々な方々からの推薦もあり多賀野@荏原中延をセレクトいたしました。午後6時に東京着、モノレールに乗り浜松町、そこから品川まで行って取り敢えず旅の荷物をコインロッカーに押し込んで身軽になった後JR五反田駅まで、そこで東急池上線に乗り換えて3駅行くと荏原中延駅、改札を出てそのまままっすぐ50mほどの所に多賀野はあります。店に到着したのは7時40分ぐらい、折からの雨に加えて終わり際だったためか並ぶことなく着席することが出来ました。入口で食券を購入です。粟国の塩そばや酸辛坦めん、ごまの辛いそば、豚鴨つけそばやからいつけそば等の魅力的なメニューもありますが、やはり初めての店なので基本の中華そば(680円)を煮玉子(100円)のトッピングでいただくことにしました。
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 中華そば+煮玉子です。わずかに背油の浮いた澄んだ醤油系のスープに海苔、チャーシュー、刻みネギ、メンマにオプションの煮玉子のトッピングです。麺は僅かにウエーブした中太麺です。スープは鶏ガラ系でしょうか清楚なベースに魚介と醤油の風味が上品に香ります。決して奇を衒った味ではなく上品な和風テイストと昔かがらの東京風ラーメンの雰囲気を融合させたような古くて新しい味わいです。麺はごく普通の中太麺に見えますが食べてみると、しっとりと小麦の味が香るなかなかの実力麺。こんな麺が普通に味わえる東京はやはり凄いと実感します。食べている間、隣の席に一人でつけ麺を食べていた地元の方と思われる初老の女性が店員さんとお話をされていました。女性「いつもいた愛想の良いお兄さんは?」店員「卒業されて開業の準備をしてますよ」とか、女性「この薫製玉子凄く美味しい!」店員「これは玉子をお茶の葉で燻したんです。」女性「色々やってみられたのね。いつも研究熱心ねえ・・・。」店員「これビールのアテにも良く合うんです。」女性「ほんとビールに合いそうね。うちの旦那に持って帰れないかしら。」店員「・・・(苦り顔)」女性「そうね、やっぱりここへ連れてくるわ(笑)」とか、横でほほえましく聞かせていただきました。やはり、このお店ラオタが大挙して訪れるべき店ではなくて地元の人とのふれあいを大事にしながら地道に美味しい物を提供していくのが本来の姿なんだなと、ちょっとした罪悪感を感じながら店を後にしたのでした。
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by emozione | 2008-05-24 19:40 | 関東

麺屋 空@流山市

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 千葉県流山市南流山の麺屋空(くう)です。流山に車往復とんぼ返りの用事が出来たため、近くにラーメン店が無いか検索したところ、ここがヒットしました。動物+魚介のダブルスープの店でラーメン、つけめん共に基本のしょうゆ、塩、コクみその三系統とトッピングバリエーションというメニュー構成になっています。今回はラーメンのしょうゆ、塩をそれぞれ味玉入りで、つけめんは塩をメンマトッピングいただくことにしました。
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 基本の醤油ベースの「味玉らーめん}(750円)です。濃いめに茶濁したスープにチャーシュー、メンマ、ネギ、糸唐辛子、とオプションの煮卵のトッピングです。スープは豚骨主体の動物系と節(本鰹・鯵・鯖・煮干)の効いた魚介のダブルで魚介が圧倒的に勝った北関東ガツン系で、頑者やあぢとみを彷彿とします。関東らしい濃い口醤油がガツンを幾分マイルドにしていて全体に意外とあっさりテイストになっています。麺は埼玉系とは異なり中太のウエーブ麺で堅めです。スープとの相性は悪くないです。味玉も白身はしっかり黄身はトロリのいい具合になっています。久々にちゃんとした関東系のラーメンを食べたという印象です。
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 こちらは「味玉塩らーめん」(800円)。沖縄の塩をホタテの旨味を活かした、と言う謳い文句で、こちらはよりガツンが濃厚に感じられます。節系が前面に押し出されそれをホタテの旨味が下支えしているようです。ガツン系が好きならこちらの方がより美味しく頂けるのではないでしょうか。久しく関東系のこれでもかと魚介をアピールしたラーメンを食べていなかったので大変美味しくいただきました。
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 塩つけめん(750円)+トッピングメンマ(100円)です。つけめんの麺はラーメンよりやや太い中太のウェーブ麺です。つけだれは塩らーめんと共通かも知れませんが当然かも知れませんがやや塩気が強い設定になっています。やはり節系を全面に出したスープで旨いですね。いつもこれだと飽きるのかも知れませんが、たまにはこういう魚介直球のスープが恋しくなります。
麺屋 空
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by emozione | 2007-12-23 21:40 | 関東

汐留らーめん@新橋

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東京2日目、この日は13:00に芝公園に行かなければならないため、午前中だけの自由行動です。早速昨日の雪辱で「この店」に向かうべく浜松町で飛行機のチェックインを済ませた後、11:00の開店を狙って日暮里に向かいます。店に到着した後11:00を迎えましたが一向に開店の気配がありません。何故?よく見ると通りに面した所に置いてある店の看板に「本日は貸し切りのため休業いたします。」との張り紙!どうも、この店との相性がよろしくないようです。仕方なく他を捜さなければなりませんでした。とは言っても残り2時間、余分な所に寄っている暇がないので日暮里~浜松町までの途中にある店、と言う事で思いついたのが汐留らーめん@新橋です。
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到着すると3~4人の列、しかしすぐに入店出来そうです。入口に券売機があり食券を買うようになっています。色々あったのですが、ここはやはり汐留らーめん790円でしょう。食券購入後すぐに席に案内されました。表向きに座るカウンター席でガラス張りのため何か見せ物になっているみたいですね。券回収&水を持って店員がすぐに来ましたが水はレモン水になっているようです。なるほど。
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間もなくラーメンが運ばれてきました。薄茶色に混濁したスープに味玉、メンマ、ほうれん草、海苔のトッピングとネギ+焦がしネギがふりかけられています。麺は太め、東京は太麺が多いですね。スープの味ですが、鶏系のよく煮出されたスープと魚介のダブルスープでコラーゲン系のネトネト感が強いです。鶏の風味と魚介の香りが口の中に広がりさらに焦がしネギがアクセントとなっています。コラーゲンのネトネト感は後味となって残り、なかなか美味しいです。何となくですが、先日いただいた某ブロガー自作麺の試食会での味を思い起こさせます。麺もコシがあって良いですね。今回東京でいただいたラーメンの中では、このラーメンが最も口に合いました。
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by emozione | 2007-05-27 11:40 | 関東

中華そば「すずらん」@渋谷

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蕨で遅い昼食をとった後、帰路で駅まで歩いて腹ごなしはした物の、すぐに夕食とは行きそうもなかったので秋葉原でしばらくお買い物。9時頃になってそろそろかと、今回の旅の第一の目的だった「ここ」を訪れましたが、11:00~24:00迄の筈がまさかの「今日は終わりました」の声。一瞬途方に暮れてしまいましたが気を取り直し次の店探しです。ただ、手元に何の資料も無かったため記憶をたどって地図も持たないまま渋谷へ急行です。この辺りというだいたいの場所の記憶を頼りにかなり探し回った末ようやく発見いたしました。すずらん@渋谷です。
ここは金曜限定の鶏白湯が話題に上り赤丸急上昇中の店ですが、残念ながらこの日は土曜日のため限定メニューにお目にかかることはできません。と言う事で仕方なく「中華そば650円」の注文です。しかし、東京のラーメン店はどこもここも「つけめん」ですね。この店にも豊富なつけ麺系ラインナップがあるのですが、周りで食べている人は殆どこちらのメニューでした。周囲に反逆するかのごとくの中華そばですが果たして・・・
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中華そば650円です。透明感のある黄金色のスープにメンマ、小松菜、チャーシュー、と大きめの刻みネギ、麺は細めのストレートです。
スープベースは鶏と言うことですがこちらも余り前面に出したタイプではありません。正油の塩辛さが表に立っています。ラーメンではなく中華そばと言うのがなるほどと思える味です。麺は九州系に近いと言っても良いほどの細麺で堅めに茹でられています。若干芯を感じる程ですが細麺はこれぐらい固い方が良いですね。メンマが細くて堅めなのが特徴的でした。本当は鶏白湯のようなしっかり味を期待したのですがどちらかというと薄口なラーメンでしたが、これはこれでこんなもんなんでしょう。でも鶏白湯が食べたかったなぁ。
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by emozione | 2007-05-26 22:40 | 関東

麺創房「玄」@蕨

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関東つんがえりの旅、一件目は埼玉県蕨市の麺創房「玄」です。
ここはかつて、秋葉原でラーメン創房「玄」と言う名前で無化調と自然素材に拘った源流塩ラーメンを提供し、2002年度の雑誌「東京ウォーカー」ラーメン読者人気投票で、塩ラーメン部門で第一位を獲得した華々しい歴史のある店です。
秋葉原の店はその後閉店し研究活動に専念する事2年、復活を願うファンの声に答えて埼玉蕨の地に新たにオープンという鳴り物入りでの再登場です。そもそも、アトピーの人にでも食べられるラーメンをコンセプトに生産業者を8名に絞り込んだ北海道産「ホクシン」粉、モンゴル天然かんすい、国産地鶏生ガラ、石上畜産のSPFポークと天然素材にこだわり、さらに化調を一切使わない健康志向のラーメンですが果たしてお味の方はいかがでしょうか。
と、前置きは良しとして、まずは場所から。蕨との事ですが、JRの場合蕨駅と南浦和駅の中間ぐらいにありますが、どちらかと言えば南浦和駅の方が近いので南浦和下車です。西口を出て駅前ロータリーから文化通りを直進、すぐに突き当たる一ツ木通りをやり過ごし、次の小さな交差点(丸広の西の端)を左折、そのままひたすら直進です。途中でダイソーとガストのある交差点を過ぎ外環道を越える歩道橋を渡りひたすら南進すること約1.7km、道がやや右に道成になったところにクリエイトと言うドラッグストアが見えたら右折してすぐにあります。
で、到着すると何と「準備中」の札。中で店員さんが暇そうに煙草を吸っていたので窓越しに「何時からですか」と尋ねると、「もうやってますよ」との答え。札が風でひっくり返ったんだそうです。と言う事で無事に入店。メニューは「玄流ラーメン630円」「鶏白湯麺630円」「旬菜麺780円」とあり鶏白湯に惹かれたのですが、グッと我慢で玄流ラーメン+味付け玉子を注文です。
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玄流ラーメンです。透明感のある褐色のスープ、トッピングは注文の味付け玉子と白髪ネギ、糸唐辛子、小松菜?、メンマ、とチャーシューが二枚(本当は一枚の所ですが札がひっくり返っていたのを教えて貰ったので一枚サービスとのこと)麺は中太のストレートです。
スープの味ですが、鶏ガラ系ですが余り強く煮出したスープでは無いようです。薄口でどちらかというとタレの味の方が勝っているようです。糸唐辛子が結構ピリ辛で、混ぜると全体にピリ辛が勝った感じになります。チャーシューはややパサつき系ですが悪くはありません。味付け玉子は色は付いているのですが余り味が無いタイプで固茹でなので私の好みからは外れるようです。麺は非常に特徴的でラーメンと言うより稲庭うどんとか韓国冷麺を連想させる麺です。つるっとした印象で薄口のスープには余り絡まないように思われます。健康志向なのにピリ辛は意外でしたが全体に抑制の効いた優しい味付けです。この辺がこだわりなんでしょうか。しかし、こだわりをもったラーメンですがこれが万人向けであるかどうかは色々と意見の有るところかと思われます。一つ注文があるとすれば、店が禁煙になっていない事です。しかも、暇だからと言って客席で煙草はいかがな物でしょうか。ラーメンが出る頃には、ほぼ収まりましたが入店直後は残流煙が店内を支配していました。これは決して誉められる事ではないと思います。特に健康志向を表に掲げたメニュー構成からしても真っ先に禁煙にするのが仁義なんじゃ無いでしょうか。大変残念です。
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by emozione | 2007-05-26 17:35 | 関東

べんてん@高田馬場

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高田馬場のこれもつけ麺の名店、べんてんです。
何故か今回の関東遠征は古くからの太麺つけ麺の名店で魚介系Wスープの店ばかりになってしまいました。
11時過ぎぐらいの到着でしたが神田川沿いに15人ほどが列を作っていました。
この店は満席になると、店の前のカーブミラーの当たりを起点に線路方向に向かって神田川沿いに並んで、店から出てくる人があったらその数だけ先頭から入店していくのが習わしになっているようです。
15人ぐらいの行列でしたが、30分ほどで入店となりました。
店内はカウンターのみの12席ですが、肘を窄めないといけない程ギュウギュウ詰め状態で座ります。
またも、周りが皆つけ麺の注文をする中、ラーメン700円と味付玉子50円(安っ!)を注文しました。
奥でコワモテの大将が黙々と大釜で自慢の太麺を茹であげるのを待つこと15分ほどだったでしょうか、運ばれたラーメンは一目見るだけで多いなと思うほど、なみなみと麺の盛られた一杯でした。
よくよく見ると上の料金表の片隅に「麺は350gで通常の2倍以上あります。」書かれています。
実はさらに上に中盛650g、大盛1000gという設定もありますが、ギャル曽根でもなければ食べきれないんじゃないでしょうか。
さて、肝心のお味ですが、鰹風味のよく効いたWスープですがどちらかと言えば動物系が勝っていてなかなか良い塩梅のスープです。
表の暖簾には「麺太濃多美味しい」と書いてあるのですが昨日までの埼玉系ダブルスープに比べると相当マイルドなイメージがありました。
麺は世間の麺からすると相当太麺なのですが、これも埼玉系に比べると全然ラーメンと言える程度でやはりつけ麺を表に出している店だけあって非常に強い麺です。やはりラーメンにしてはやや強すぎる感もあります。
その他チャーシューも重量感があって柔らかく申し分ないですし、メンマもしっかりガッツリ入っています。
味付玉子は小ぶりで固茹でですがかなり塩っ辛いです。スープと一緒に頂いた方が良いでしょう。
全体に味的には十分満足できる一品だと思います。
ただ、麺の多さにはちょっと参ってしまいました。美味しいラーメンは残さないのが信条なのですが、さすがにスープまで完食出来ませんでした。
どうも、ターゲットは腹ぺこの若者になっているようです。

今回結果的には特に関東で魚介系の個性の強い老舗を3件巡る格好になりました。
その上で総じて言えることは、都会地ではやはり強烈な個性を出せば出すほど強い人気が生まれるように思いました。
先日ひばりの感想で書いたのですが、ひばりのオープン当初は確かに松江の人も面食らう濃厚な魚介スープでしたが、でも遥かに洗練されていて雅な味だったと思います。
同じく濃厚な魚介スープでもっと下俗的と言っては悪いのかも知れませんが、ワイルドな頑者や、少し大人しめとは言ってもひばりのオープン時よりは遥かにあくの強い、あぢとみ食堂やべんてんは関東では超人気店です。
果たしてこれが松江だとやはり受け入れられないのでしょうか?
この様な味はもちろん万人向けではなく、関東でも受け入れがたい人も多く居るのだろうと思いますが、それよりも熱烈に欲する人が多くいて寒空に1時間半もの列を作っているのだと思います。
そして、この様な人たちはその味が変わらない限り列を作ることをやめないのでしょう。
あくまで個人的な意見ですがひばりの当初の味はアンチな人も居るでしょうが、逆にこの様な強固なファンを作り出す要素も持っていたと思います。
そう言う意味では少し方針転換が早すぎたのではないかと思ったりもします。
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by emozione | 2007-02-26 11:30 | 関東