カテゴリ:関東( 37 )

伊峡@神田神保町

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古本の街、学生の街として知られる神田神保町の一角、地下鉄神保町駅と明治大学の真ん中辺りに伊峡はあります。1966年創業の老舗で某番組の東京ラーメンのお初店探しのコーナーで紹介された事もあります。
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福寿@笹塚の「かまど」には及びませんが往事の雰囲気をそのまま伝える店内は来る者をノスタルジックな世界に誘います。
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下がり壁にメニューが貼られています。ラーメン430円は昨日の若月@思い出横丁を更にしのぐ安さ。これでも2008年に値上げをした後の値段だそうで、値上げ前はなんと380円。2008年と言えば世界的に小麦価格が高騰した年でこれはやむを得ない値上げだったんでしょう。それでも、この良心的な価格が昔から腹ぺこ貧乏学生達の救世主であった事は疑う余地もありません。
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昨日の反省をいかしてワンタンメン(530円)を注文。すっきりした鶏がらと魚介系の典型的な和風スープ。黄色の強い細縮れ麺はしゃんとした腰があって小気味いいですね。昔ながらの東京ラーメンのお手本のようなラーメンです。強い押しがあるタイプではありませんがジンワリとしみる味です。ワンタンはつるっとした食感で仄かに生姜の香りがするひき肉のあんが入っています。ワンタンのツルッとした食感が古典的な和風スープに実に良く合います。我々の地元では滅多にお目にかかる事が出来ない素材ですが、ラーメンの具としてワンタンをもっと見直しても良いような気がします。

店名 伊峡 (いきょう)
TEL 03-3294-0279
住所 東京都千代田区神田神保町1-4 1F
営業時間 [月~金] 11:00~15:00 15:30~19:30
     [土]   11:00~15:00 15:30~18:30
定休日 日曜・祝日


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by emozione | 2010-08-28 16:20 | 関東

ラーメン若月@新宿想い出横丁

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大都会新宿のど真ん中に時代の流れが止まった空間があります。戦後、焼け野原となった新宿は駅西口付近に露天が集まり、次第にバラック作りの闇市へと姿を変えていきました。やがて昭和20年代の前半には数百件規模に拡大し最盛期には甲州街道から青梅街道までの全長500mにわたる一大商店街へと発展していきました。しかし、昭和30年代半ばより駅周辺の再開発が始まり、多くの店が立ち退きとなり姿を消しました。最終的にパレットビルから青梅街道までの区間だけが取り残され現在に至ります。戦後の闇市時代の面影を色濃く残した一角「思い出横丁」です。
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現在80店ほど並ぶ店はそのほとんどが飲食店です。中央を貫く中通りに面して焼き鳥や串焼きの店が並び、仕事帰りのサラリーマンたちがビールジョッキを片手にする光景が垣間見えます。そのまんなか辺りに若月はあります。
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1948年創業、創業当時の建物で営業している店としては東京でも最古の部類に入ります。狭い間口にカウンターのみ15席、隣とくっ着くように置かれた赤い丸椅子がステキです。
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下がり壁にメニューが並びます。ラーメンと焼きそばが看板メニューですが餃子もなかなか旨いと評判です。一杯飲みたいのは山々でしたがこの日はラーメンで我慢です。あとで、せめてワンタンメンにすれば良かったと後悔!
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ラーメン、値段は奇跡の450円。注文を受けてからの作業はかなりぞんざいですがここではむしろ味になっているのかも知れません。かなり幅広で少し縮れた平打ち麺は自家製だそうで、全て店の二階で打っているとの事です。意外に腰が強く、どことなく名古屋のきしめんを思い起こさせます。スープは先頭に豚が香る昔ながらの醤油スープですが決して味にぞんざいな印象はありません。場所柄、酔い客相手と言う事もあってライトな作りになっていますが古き良き東京ラーメンの味わいを今に伝えています。新横浜ラーメン博物館をはじめ全国に昭和の町並みを再現したテーマパークが作られ場所によっては入場料すら必要の折、大都会の真ん中にこのような昭和の遺物が現役で残っているのは正に奇跡、歴史的文化遺産として保存しても良いのではないでしょうか。

店名 ラーメン若月 (わかつき)
TEL 03-3342-7060
住所 東京都新宿区西新宿1-2-7
営業時間 11:00~翌1:00
定休日 日曜日
席数 15席 (カウンターのみ。)
駐車場 無
全面喫煙可


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by emozione | 2010-08-27 21:50 | 関東

福寿@笹塚 東京ノスタルジックラーメン

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 日本最古のラーメン店はいったいどこだったのでしょう。かつては1910年創業、東京浅草にある「来々軒」と言う店が始めたラーメンが日本最古と言われてきましたが、現在は北海道函館にあった中華料理店「養和軒」が1884年に新聞広告を出した「南京そば」が日本最古のラーメンの記録ではないかと言われています。残念ながら両店ともすでに無くなっていますが「来々軒」については移転や代替わりをしながらも平成6年まで現存していたそうです。一方、現存する最古の店は1912年創業、兵庫県尼崎市の「大貫本店」と言われています。これも、以前にご紹介した福島県須賀川市の「かまや食堂」が創業150年と言われていますので店自体の歴史からするとこちらの方が古いのかも知れません。ただ、「かまや食堂」は元々そば屋が土台でラーメンの提供は3代目から、と言う事でランキングから除外されているのかも知れません。東京に限って言えば、某番組調べでは最古が1914年創業の「新川大勝軒飯店」、2番目が1929年創業の1966年東銀座「萬福」、3番目が1945年創業の「栄屋ミルクホール 」、4番目が1966年創業の神田神保町「伊峡」だったそうですが、調べてみると1916年創業の「こんどう軒@日本橋」、1924年創業の「大勝軒@馬喰横山」、1931年創業の「春木屋@荻窪」、1931年創業「日本橋たいめいけん」、1945年創業の「田丸@目黒」など他にも老舗がありそうです。
 それでは建物としての古さはどうでしょうか。明らかに建て替えている物を除いて、確認が取れない物も含めて下にまとめてみました。

1924.大勝軒(東京・馬喰横山)恐らく建て替え
1933.大勝軒(東京・三越前)昭和32年建て替え
1938.ホープ軒本舗(東京・吉祥寺)不明
1945.栄屋ミルクホール(東京・神田)店内のみ改装
1947.漢珍亭(東京・荻窪)不明
1947.丸長(東京・荻窪)不明
1948.若月(東京・新宿)恐らく現存

と言う事は1951年創業の「福寿@笹塚」は現存するラーメン店の建物としては最も古い部類に入ると言う事が分かります。
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 角を曲がって横手から見るとさらにその古さが際立っているのが分かります。
 さてこの店への訪問ですが実はかなり困難な問題を抱えていました。帰りの飛行機の時刻を考えると16時頃までに羽田空港に着いていなければならなかったのです。この店の営業時間は公称13:30~20:00となっているので笹塚から羽田まで1時間かかるとしても十分時間があるように思うのですが、実はこの店開店時間が大幅にずれ込む事で有名なのです。万一、開店時間が3時を過ぎるようなら(そのような事も珍しくないそうです)食べるのを断念しなければならないリスクがあります。しかし意を決して、この日はここ一食に絞って午前中は秋葉原で時間つぶしです。そして午後2時を目標に笹塚へ、駅を出て商店街十号坂商店街を北進して一番端の角にその店はありました。到着は1時50分頃、しかしやはり店は閉まっていました。辺りでしばらく時間を潰して待つ事しばし、しかし二時になっても一向に開く気配はありません。徐々に諦めムードが漂う中、ダメ元で店に電話をしてみました。すると「もうすぐ開けるから」の返事。更に待つ事10分程で店が開きました。何とか飛行機に間に合いそうです。
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 と言う事でこの日の一番客となりました。流石に東京最古級の店内は圧巻で、なんと麺茹でに使用されているのは今なお現役で働く「かまど」。かまどで炊くラーメンは「竹駒@花巻」以来です。奥の棚には何やら昭和のグッズが並んでいて雰囲気を盛り上げています。
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 メニュー(御品書)も趣があって良いですね。チャーシューが「チャシュウ」になっている所がたまりません。ラーメンの部とワンタンの部に分かれていますが、確かラーメン創世記の浅草「来々軒」もラーメンとワンタンを提供していたそうで、古い東京のラーメン店ではワンタンはポピュラーなメニューだったのかも知れません。普段、初訪問店では基本のメニューをいただくのですが、やはりここは歴史を考えても是非ワンタンを合わせていただいておきたいと考え「ワンタンメン」、にするべき所ですが、ついどうせなら玉子もと欲張ってしまった結果口に出してしまったメニューは「玉子ワンタン」。するとご主人が「玉子ワンタンはラーメンは入らないよ。ラーメンで玉子が入っているのは五目ラーメンだけだよ。」と言うので思わず「じゃあそれで」と頼んでしまいました。
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 結果出てきたのがこちらです。五目ラーメン(630円)。何と確かに玉子は入っていますが、肝心なワンタンは入っていないではありませんか。おまけにモヤシやらキクラゲやら余分な物が入っているではありませんか。これでは元々のラーメンの味を邪魔してしまうかも知れない、明らかにセレクトミスです。ワンタンメンにして置くんだった。しかし、もう後戻りできないのでこれをいただくことにします。食べてみると意外と具材がラーメンの邪魔をしていない事に一安心です。何よりも、甘辛い関東系の醤油の風味が洗練されていて少しの陳腐さも感じさせないスープはむしろ新鮮でさえ有ります。細めの縮れ麺も小気味よい歯ごたえで思わず心の中で一言「なかなかやるじゃん!」。瞬く間に完食でした。
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 完食のご褒美は丼の底に書かれた「日本一」の文字。なんだかこの時間勝負に勝ったような気分になりながら店を後にしたのでした。

店名 福寿 (ふくじゅ)
TEL 03-3377-2615
住所 東京都渋谷区笹塚3-19-1
営業時間 13:30~20:00
    (平日は15:00ごろになる可能性あり)
定休日 火曜日


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by emozione | 2010-05-31 14:10 | 関東

我流旨味ソバ 地雷源(Jiraigen)@中野本店

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 今回は東京ツン帰りであまり時間的余裕がない中、1泊目の夜はこちらを選択です。今年3月に方南町から中野に移転したばかりの我流旨味ソバ 地雷源 中野本店です。モダンな外観にネオンサインで「JIRAIGEN」の文字、ラーメン店というよりお洒落なショットバーを思わせます。1階はカウンターのみ11席、日曜の夜だった為か先客は一人でその先客もすぐに引けたので殆ど店内独り占めの状態でした。
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 右隅の扉を入ってすぐに券売機があります。次回があるかどうか分かりませんが、とりあえず今回は「我流旨味ソバ(醤油)」を選択です。カウンター席に着いて食券を渡します。スタッフの方の対応が大変丁寧なのは好感が持てます。
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 待つ事しばし、「我流旨味ソバ(醤油)」(750円)の登場です。綺麗に澄んだ醤油系スープにチャーシュー、メンマ、海苔、ネギが几帳面に配置されています。スープは抑制の効いた魚介醤油スープですが十分な旨味があります。香り油のせいか遠くで仄かな甘みを感じます。麺は東京では珍しく中細のストレート麺で猫も杓子も極太麺のなかで流行に流されない所にこの店の主張を感じます。メンマは独特の極太メンマで存在感があり、チャーシューはその都度炙りが入れてあるようでジューシーでもちっとしたボンレスハムのような食感です。こう言う細かい所に手がかかっている所は大変好感が持てます。外見とは裏腹に(?)奇抜な所が無く丁寧に地に足が付いたラーメンだと感じました。

店名 我流旨味ソバ 地雷源 中野本店
TEL 03-6304-8902
住所 東京都中野区中野2-28-8
営業時間 11:00~25:00
定休日 無休


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by emozione | 2010-05-30 22:00 | 関東

なんつッ亭弐@品達

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 東京最終日、時間の都合で品川あたりでの店のチョイスとなり品達に行く事にしました。7店の中から迷ったのですが、とりあえず端から攻めるべく「なんつッ亭弐」をセレクトしました。店に到着したのが11時半頃、すでに自動販売機のあたりまで列が出来ていました。
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 券売機でチケットを購入して列に並ぶ事約20分で着席まもなくらーめんの登場です。
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 らーめん(700円)+味玉(100円)です。真っ黒なマー油が浮く豚骨スープに大きめのチャーシュー、ネギ、もやし、海苔とオプションの味玉という出で立ちです。食べた印象ですが見たままマー油の香り立つ豚骨ラーメンです。誰もが知る有名店ですが正直店の名前の大きさに見合うだけの秀でた物を私の舌では感じる事が出来ませんでした。本店に行けばまた違った印象なのかもしれませんが、自慢のマー油さえ先日いただいた麺家ひばりのマー油の方が部があるように感じられます。一度本店に行って確認をしなければならないのかもしれませんが、距離と行列の長さを考えると足が向きません。

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by emozione | 2009-05-31 11:40 | 関東

RAMEN CIQUE@阿佐谷南

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 この日の2軒目は阿佐谷の有名店 RAMEN CIQUE です。ここを選んだ理由の一つは期間限定メニューの「雉のお出汁のかけラーメン」をあわよくば頂こうと思っての事でした。この日1軒目の「伊藤」も ネギ以外具のないラーメンですが、この限定メニューは更に上を行っていて、ネギさえのっていないとの事です。山手線から中央本線に乗り換えて阿佐ヶ谷駅で下りそこから歩いて約10分で目的地に到着。まるでブティックか美容院のようなモダンでおしゃれな外観の店です。入り口を入ってすぐ右奥に販売機があって早速確認すると、目的の雉出汁は残念ながら無いようです。噂によると、そもそも提供数が少なくこの時間まで残っている可能性は少ない上に5月の中旬までで限定終了してしまったようです。ここはリサーチ不足と諦めて「塩ラーメン」と「白味玉」をチョイスいたしました。
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 お洒落でこぢんまりとした店内はカウンター6席のみ、丁度満席状態だったため長いすに座って待つ事10分程度で着席、さらに10分程度で塩ラーメンの登場です。澄んだ黄金色のスープにチャーシュー、メンマ、ほうれん草、ネギ、海苔、麩とオプションの味玉のトッピングです。麩のトッピングはこれまで余り見た事がありませんが、調べてみると青森の昔ながらのラーメンには結構普通に入っているそうです。スープは鶏ガラと魚介のダブルスープですが魚介で押し切るタイプではなく、あくまで鶏ガラ中心です。これとは別にどこか洋風なテイストと甘みを感じるのですがオリーブオイルか何かでしょうか?麺は多加水の中細ウエーブ麺で麺独自の香りと鶏ガラの相性が心地良いです。
 一つ残念だったのは、これだけお洒落で大人の空間と味を演出した店なのに泣きじゃくる子供をあやしながら食べておられるお客さんがおられてイメージをぶち壊しにしてしまっていました。難しい問題ではありますが、店の雰囲気は店側だけでなくお客の側も合わせて作り上げていく物、それを壊さない配慮が出来る客でありたい物です。

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by emozione | 2009-05-30 18:30 | 関東

中華そば屋 伊藤 そば

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 東京出張2日目、セレクトしたのは豊島の名店「中華そば屋伊藤」です。山手線、京浜東北線と乗り継いで王子駅に向かい、そこから徒歩で約15分、昭和の雰囲気が残る豊島中央通り商店街北の外れにある店を目指します。店に到着したのが午前10時40分頃の筈ですが開店前で看板も何もないため、そこが目的地か確証が得られずしばらくあたりをうろついて時間をつぶしました。開店5分ぐらい前になると、店の前に次第に行列が出来始めたので後について6番目を陣取り、無事に一回戦での入場を果たしました。
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 メニューはシンプルに、そば(550円)、にくそば(700円)と大盛り150円、つゆ増し150円のみです。店内には魚介の良い香りが充満しています。気立ての良さそうな若いお嬢さんが順に注文を取りに来て、基本のそばをいただく事にしました。
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 待つ事しばし、運ばれたそばです。丸く盛られた麺に僅かな量のスープ、具はネギのみでという恐ろしくシンプルな構成です。主役は麺、猫も杓子も太麺の東京にあって流行に流されることなくストレートの細麺を使用しています。自家製麺だそうですが、これほど麺自体の旨味が前面に出たラーメンをこれまで食べた事が無い気がします。スープはあら汁のような豪快な魚介の風味ですが塩分が控えめのため上品な印象を受けます。決して前面には出ず麺の旨味を引き立てる事に徹しているようです。恐ろしく少ないスープの量も麺の味を前面に出す事に役立っているようです。ちょうどパスタとパスタソースの関係のような印象を受けました。他ではまず食べる事が出来ない個性的な中華そばでした。

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by emozione | 2009-05-30 11:00 | 関東

BASSANOVA@新代田 グリーンカレーソバ

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 東京出張初日、この日は最終便で夜遅くの到着のため、深夜営業の店の中からこちらをセレクトしました。世田谷区羽根木のBASSANOVA(バサノバ)です。京王井の頭線「新代田駅」から改札を出て真ん前の横断歩道を横断、そのまま環七沿いに北(右)に向かって100mほど進んだ所にあります。とてもラーメン店とは思えない外観に戸惑いながらも中に入るとカウンター10席ほどと小さなテーブルが2つぐらいのこぢんまりした店内、入り口近くに券売機が設置されています。豚濁ソバ700円、豚濁和出汁ソバ700円など普通のラーメンメニューもありますが、この店の目玉でもあるグリーンカレーソバ850円をいただく事にしました。
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 グリーンカレーソバです。丼はかなり小さめです。グリーンカレーという名前の割には褐色に近い色のスープです。食べてみると味はしっかりココナッツミルクを使用したグリーンカレーのテイストですが、同時に節系魚介系のダブルスープのような香りも感じます。単にラーメンにどこかから持ってきたグリンーカレーをかけたと言うのではなく、ちゃんとラーメンのスープとして成り立つようなアレンジが加えられているようです。麺はよく味噌系のスープに合わされる様な平打ちの縮れ麺でカレーの味に負けず、かつスープをよく持ち上げるのでこのスープに対してのセレクトとしてはよく考えられていると思います。
 大変おいしくいただきましたが、不満があるとすればやや量が少ない事と、真横のカウンター席で、しこたま煙草を吸われた事でしょうか。量については単品でいただくのではなくご飯を注文して残ったスープと和えてグリーンカレー雑炊と頂くというのも一興かと思われます。

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by emozione | 2009-05-29 23:15 | 関東

ぶらり@東日暮里

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 東京の宿泊先に着いたのが10時を過ぎていたため近くて遅くまで開いている所という事でこちらを選択しました。JR日暮里駅から南東へ100mぐらい、表通りから路地を入った奥にある「麺酒処 ぶらり」です。都内に3店舗ある「支那そば きび」の姉妹店で、こちらは1階が鶏系スープのラーメン店、2階が夜営業の居酒屋となっています。こちらは何と言っても鶏白湯が有名で以前から一度来て見たかったのですが事あるごとにふられた経緯があります。今回こそはと乗り込んだものの、閉店間際の時間帯だったためか食券販売機を見ると鶏白湯は売り切れ、やむなく鶏そばのボタンを押すこととなりました。
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 鶏そば(680円)です。昨年の小麦高騰で少し値上げがあったようですが、まあ妥当な値段ではないでしょうか。暗い店内で写真が多少見辛いのですが、良く澄んだ醤油系スープに白髪ネギと鶏チャーシュー、糸唐辛子とあと謎の緑の物体がトッピングされています。この緑色の物体、ちょっと噛むとインゲン豆のような少し生っぽい味でかなりコリコリとした強い歯ごたえがあります。味を楽しむ物ではなく食感を楽しむ具材のようです。私は美味しくいただきましたが好みがはっきり分かれる具材かもしれません。この緑色、後で店員に聞くと「山くらげ」との事でした。さて、スープですが、スッキリあっさりした鶏がらスープながら流石にしっかりと鶏が香ります。遠くで仄かに生姜のような風味を感じます。上品でいて出るところはちゃんと出ている所は流石です。麺は細めの縮れ麺、しっかりした食感があって美味しいです。東京の激戦区のなかで人気を保っているのも納得の味、やはりリベンジして鶏白湯を食べてみたくなりました。

地図
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by emozione | 2009-01-22 23:15 | 関東

つけ麺 達者@赤羽 鳥つけ麺

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 今回の関東遠征最後の店はちょっと風変わりな麺を食べさせてくれる店の中からこちらをセレクトいたしました。2008年4月4日に赤羽駅前にオープンした、つけ麺「達者」です。午前11時の開店直後の到着だったためかこの日の一番乗りだったようです。間口の細い入口を入ると正面奥にカウンターがあってまずそこで注文をして出来上がりを自分で席まで運ぶセルフ方式になっています。メニューはカウンターの上に書いてあって、鶏つけ麺(温)680円、肉つけ麺(冷)730円、かけつけ麺(温、冷)500円、胡麻つけ麺(温)580円、海苔つけ麺(温)580円、胡麻海苔つけ麺(温)650円、とサブメニューに生玉子50円、ねぎ100円、麺大盛り120円となっています。情報通りおばさんが鶏つけ麺を勧めるので素直にそれに従うことにしました。
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 出来上がり間での間しばらくカウンターで待ちます。他に客もいないので「麺が変わっているそうですね」と尋ねると、「蕎麦粉が入っているんですよ。8:2の割合で・・・」と説明してくれました。そうこうする内に出来上がりです。席まで自分で運んで持っていく決まりのようで、上も開いてますという事だったので折角なので2階まで持って上がる事にしました。店全体そうなのですが、カウンターのみの作りで椅子は座るためのものではなく腰を休めるだけの役割になっています。事実上立ち食いそばの形式です。
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 鶏つけ麺です。見た目は限りなく盛り蕎麦です。蕎麦よりはやや薄めの黒い麺は、硬めでしゃきっとした食感があり2割が蕎麦粉と言う事で当たり前ですが仄かに蕎麦の香りがします。つけ汁はそばつゆの様な醤油系の香りがするベースに若干お動物系がブレンドされたと言った感じで、鶏南蛮蕎麦をイメージすると判りやすいかもしれません。七味が効いているため結構ピリ辛仕様になっています。世の中、蕎麦とラーメンのボーダーはなくなる方向に進んでいるのかもしれませんが、以前、京都の高倉二条で全粒粉という黒い小麦粉を使った見た目蕎麦のようなラーメンをいただいたことがあります。それはあくまで蕎麦の様な雰囲気のラーメンだったのですが、こちらは逆にラーメン(つけ麺)の様な蕎麦と言う方が正しいのかもしれません。つけ麺としてのアイデンティティーが保たれているのか疑問な面はありますが、心広く麺として捉えた場合興味深くいただくことが出来た一品でした。

地図
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by emozione | 2008-07-21 11:00 | 関東