カテゴリ:九州以南( 17 )

ラーメンきむら@宮崎

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 宮崎最終日、飛行機の都合で少し早めの昼食をとセレクトしたのが橘通西のラーメン喜夢良本店。しかし到着して愕然!そこにはテナント募集の看板がむなしくお出迎え。閉店情報を得ていなかったのは不覚でした。
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 急遽の方針変更で向かったのがラーメンきむら大淀店です。時間に限りがあった為バスで宮交シティまで行ってそこから徒歩で5~6分の道程、喜夢良本店に比べると駐車場もあってかなりゆったりとした店舗です。
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 カウンターに座って、メニュー表を確認。いつも通りベーシックなラーメンをセレクトです。
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 やはりこちらにもありました。宮崎ラーメンのお供といえば沢庵です。こちらでは自由に取って食べるスタイルになっています。
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 ラーメン(620円)です。シンプルなルックス、臭味のないライトな豚骨、やや太めで軟らかめの麺、どれを取っても宮崎ラーメンの基本を踏襲したスタイルです。こちらではニンニクの香りがアクセントになっているようで、昨日の「こむらさき」の少し発展系と言った所でしょうか。温暖で穏やかな宮崎の風土をそのままラーメンにしたのが宮崎ラーメンの特徴なんだと一人勝手に納得して宮崎を後にしたのでした。

きむら大淀店
住所:宮崎県宮崎市恒久4942-2
電話番号:0985-59-6477
定休日: 水曜(祝日は営業)
営業時間:11:00〜21:30(オーダーストップ)


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by emozione | 2010-02-01 11:30 | 九州以南

こむらさき@宮崎

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 宮崎最古のラーメン店、先代のこむらさきからの暖簾分けで昭和52年に創業。不器用に真面目にラーメンを作り続けた店主は寡黙に客を迎えます。伺ったのは日曜日の営業終了間際、すでに閉店の準備を終えた状態で突然の来客に面食らったようでした。「まだいいですか」の問いに戸惑い気味に「どうぞ」とのお答え。止まった空気を振り払うように暖簾をくぐります。
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 カウンターに一人座って壁にぶっきらぼうに貼られたメニューを確認、迷わすラーメンをオーダーです。店主は既に火を落としたスープや茹で湯に再点火しながら寡黙に今日最後の一杯を淡々と作り続けます。
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 しばし凍りつくような時間を過ごすうちに小皿とレンゲが供されます。見ると小皿には沢庵、ラーメンの味を壊さないために当座口をつけずにいたのですが、ここで思い切って尋ねてみました。私:「宮崎のラーメンって普通沢庵が付くんですか?」、店主:「よその地方では沢庵は付かんとですか?」。この質問を皮切りに店主のお話は堰を切ったかのごとく止め処のないものとなります。お話をしてみると実に気さくな店主。豚骨のベースには頭と足を使っているとか、最初火を入れてから沸騰しだすまで1時間かかるとか、炊き始めのスープと暫くしてからのスープでは性格が違うので均一にするためにも時間差でスープを炊いてブレンドするだとか、そのため開業以来まともな休みを取った事がない等々・・・
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 そうこうするうちにこの日最後の一杯が出来上がりました。恐らく30年以上の間変わることなく作り続けられた一杯、その表情は何の気負いもなく実にシンプルです。豚骨にしては淡泊な味わいのスープ、やや太めで柔らかめの麺、そこに時間が蓄積すると、善し悪しを超えた個性が生まれます。昨日の栄養軒が宮崎ラーメンの本流なら、ここに宮崎ラーメンの源流が見えた気がします。その源流の最後の一滴を飲み干し、恐らく二度と来る事ができないだろう老舗の絶える事がない事を祈りながら、気さくな店主と別れを告げたのでした。

店名 こむらさき 大淀店
TEL 0985-51-2582
住所 宮崎県宮崎市天満3-1-47
営業時間 11:00~20:00
定休日 月曜


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by emozione | 2010-01-31 19:45 | 九州以南

栄養軒@宮崎

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 宮崎2軒目は宮崎市江平西の栄養軒です。宮崎市内では最も有名な老舗ラーメン店と言う事になるでしょう。市中心部からのアクセスとしては宮崎交通バスで比較的便数の多い宮崎神宮行きに乗って一の鳥居バス停で降りるとすぐ近くです。この日もお昼前だったせいもあって到着時ほぼ満席状態。カウンター席の隙間に猫のように潜り込んで着席です。
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 メニュー表です。「メンデラ」「肉デラ」の「デラ」は大盛りの意味でしょうか?どれも比較的良心的な価格設定になっています。いつもの事ながらお初店の慣例でデフォルトのラーメン(550円)をいただくことにします。
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 ラーメンです。やや黄色みを帯びた乳白色の少し油の浮いたスープにもやし、ネギ、メンマ、チャーシューのスタンダードなトッピングです。スープは九州系にしては臭味がなく、あまり動物を感じさせないあっさりした味で何となく寿がきやを思い起こしてしまいました。麺も九州地方にしては加水率高めのやや太めのストレート麺で少しヌボーっとした印象、松江で言うと「塩や」の麺に似ているかも知れません。あまり強烈なインパクトがない分逆に日常的なラーメンとして受け入れやすいラーメンでそこが広く市民に広く支持されているのだと思われます。

店名 栄養軒 (えいようけん)
住所 宮崎県宮崎市江平西2-1-6
TEL 0985-22-7758
営業時間 
[火~金] 11:00~翌0:30
[土] 11:00~翌1:00
[日] 11:00~23:00
定休日 月曜日(祝日の場合は翌日)


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by emozione | 2010-01-31 11:30 | 九州以南

拉麺男(ラーメンマン)@宮崎

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 宮崎到着後まず向かったのがこちら、拉麺男と書いてラ-メンマンです。車以外でのアクセスが難しい場所なのでとりあえずホテルで道順を尋ねます。「東大宮中学」の近くと伝えるとフロントのお姉さんが宮崎神宮行きのバスに乗ってNHK前で降りて東に少し歩いた所と言って地図のコピーを渡してくれました。早速所定のバスに乗って道順通りに進んだのですが到着したのはなんと「宮崎東中学校」、まさかの中学違いです。仕方がないので携帯で位置確認をして本物の「東大宮中学」を目指します。3km余り、40分程の道のりを徒歩で向かい到着したのはお昼を大きく過ぎた時間となってしまいました。
 宮崎市北部の田園風景の中に建つ店は思ったよりモダンな佇まい、広めの駐車場が取ってあり車での来店を前提とした作りなっています。到着時は先客が6~7人、順番待ちの表に名前を書いて食券を買って待つ事数分、意外にあっさりと順番が来ました。
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 ラーメンのバリエーションは「とんこつ」「しお」「こてりとんこつ」「中華そば」となっています。「中華そば」がどういう位置づけなのか気にはなる所ですが、ここは以前から狙っていた「こってりとんこつ」で行くことにします。
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 こってりとんこつ(650円)+味付け煮卵(100円)です。このこってりは噂には聞いていましたが半端じゃありません。茶褐色で透明度ゼロのスープはもはやスープと言うより「泥」に近い。以前食べた大阪の「無鉄砲」を彷彿としますが後で調べてみるとどうやら修業先が共通のようです。無鉄砲と比べると「粘度」では無鉄砲ですが「泥度」ではこちらに軍配が上がります。獣臭も九州外の人間にとっては食べ物として認識できる限界に近いレベル。しかしながら「腐りかけが一番旨い」と言うように、この獣臭を楽しむ事が出来る人にとってはこの上ない旨味となります。魚介系の旨味も加わってすべてとことんまでやり尽くしましたというラーメンで店主の意気込みが伝わる一杯となっています。ラーメンのインパクトとしてはこれまで食べ歩いた中でも最高のレベル。地方発送をやっているそうで帰りに思わず注文してしまいました。

店名 ラーメンマン (拉麺男)
TEL 0985-27-7277
住所 宮崎県宮崎市村角町坪平1221-1
営業時間 11:00~22:00
定休日 不定休


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by emozione | 2010-01-30 14:00 | 九州以南

呉朝明@博多

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 翌日からの宮崎入りに備えて博多に前泊です。早速、前回の福岡で宿題になっていた呉朝明に向かいます。博多駅前のホテルから約30分かけて徒歩で到着、もっと屋台っぽい店を想像していましたが思ったよりちゃんとした(?)店舗でした。(失礼)
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 ラーメン(600円)+半熟煮玉子(100円)です。文字通り長浜系ラーメンのど真ん中のロケーションだけ有って臭味のないあっさり豚骨のテイストは長浜ラーメンそのものの特徴が出ていると言って良いのではないでしょうか。そもそも「ラーメン居酒屋」となっている事からも〆のラーメンという意味合いの強い設定になっているようです。
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 ラーメンを食べていると店のおばちゃんが「辛いのが大丈夫だったらこれを入れてみて」と辛子高菜を持ってきてくれました。普段ラーメンにはあまり余分な物を足さない主義ですが、今回はオリジナルの味を確かめた後に試してみる事にしました。この辛子高菜が半端じゃない劇辛。しかし辛口と言っても普段口にする激辛高菜とはどこか質の違った辛さを感じます。表現が難しいのですが「乾いた」というか「ストレートな」といったイメージの辛さです。そしてこれをラーメンに入れてみて思った感想は「なるほどそれで一蘭の味はあんな味なんだ」と・・・妙な感想ですみません。


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by emozione | 2010-01-29 23:50 | 九州以南

元祖赤のれん節ちゃん

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 福岡最終日、最後の店に選んだのは中央区渡辺通、大丸の南向かいにある「元祖赤のれん節ちゃん」です。今回行きたい店の結構上位にあったのですが日曜、祝日がお休みのようでこの日の訪問となりました。雨が降る中、開店を待って入店です。
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 ラーメンだけでなく中華系のメニューが充実しているようです。客層はこの日だけかも知れませんが私を含めてほとんどがオジサンでした。豊富な中華定食系メニューには目もくれずラーメン並(500円)をオーダーです。
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 これまで福岡で食べてきたラーメンに比べかなり茶色の強いスープにチャーシュー、ネギ、メンマのシンプルなトッピング、麺はやや平打ちがかった細麺です。スープを一口、まったりと舌に纏わり付く膠のようなトロみを持つスープです。色の通り醤油が強く九州のラーメンと言うより瀬戸内系の醤油豚骨を思わせる味です。麺も尾道の物に近く、全体に以前食べた岡山の「ぼっけゑラーメン」を連想してしまいました。
 今回の福岡遠征、連休でお休みの店があったりなかなか思うように店のセレクトが出来ませんでしたが、それなりに重要拠点は押さえる事ができて満足な旅でした。しかし、3泊4日間九州ラーメンづくしはキツかったです。それでもラーメンを食べてしまうのはブロガーの性でしょうか。

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by emozione | 2009-07-21 11:00 | 九州以南

らーめん屋鳳凜@福岡市中央区春吉

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 福岡3日目最後の店は天神から中洲に向かう大通りから少し入った所にある鳳凜です。飲み屋街のはずれで夜遅くまでやっているので締めのラーメンとして重宝なお店です。清潔感のある今風の店構えで一人でも抵抗なく入れる仕様になっています。
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 メニューです。ラーメン590円は福岡の中でも安めの設定でしょうか。この日は+100円で味玉らーめんをいただく事にしました。
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 味玉らーめん(690円)です。九州でこれまで食べてきたラーメンとは系統が違って、まったりしていないすっきりとした切れの良いスープです。どちらかと言えばライトで濃厚な豚骨のコクを期待すると肩すかしを食らう事になります。唐辛子入りラーメンの元祖で一蘭の創業者の味をそのまま踏襲した物で、ライトな豚骨にピリ辛のアクセントは確かに一蘭に似ています。良い意味でも悪い意味でも豚骨臭さが無く、九州以外の土地で食べる博多ラーメンによくあるタイプと言えばよいでしょうか。

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by emozione | 2009-07-20 23:30 | 九州以南

屋台 KENZO Cafe@博多区上川端

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 九州3日目、2軒目は少し変化球、櫛田神社南側の路地にある「屋台KENZO Cafe」です。 屋台とは言っても現在は歴とした店舗ですが、元々は本当に屋台だったそうだです。cafeと名がついていますが決してお洒落なカフェを想像してはいけません。店内は良い具合に雑然としていて屋台の雰囲気をそのまま持ってきたようなラーメン居酒屋と言った方がピッタリくる店です。実は前日に一度日曜日は休業と知りながら訪れたのですが、何故か店が開いていておじさんたちがゾロゾロと入店して行くではないですか。これはラッキーとばかりに入店すると「お二階へどうぞ」と言われ上がっていくとそこは宴会場、どうやら宴会のために貸しきりで店を開けたようで危うく見も知らぬおじさんたちに混ざって宴会する羽目になる所でした。と言うわけで「昨日はどうも。」とご挨拶をして早速メニューの確認です。
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 夜の巻のメニューには所狭しと旨そうな酒の当て的メニューが書き込まれています。一杯やりながら居座りたい気分になりますが、この日はもう一軒訪問予定だったのでじっと我慢で焼きラーメンをオーダーです。
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 「屋台 KENZO Cafe」一押しメニュー、焼きラーメン(700円)です。実はこの店ラーメンでも定評があるのですが、折角九州に来たのですからここでしか頂けないメニューという事でオーダーしました。熱々の鉄板皿にラーメンスープで野菜、肉と一緒に炒めた細麺に生卵と何故かベビースターラーメンがトッピングです。見た目も味も豚骨やきそばですが、生卵を潰して鉄板で半熟状態にしてそれを絡めて食べると極上のビールの当てが出来上がりです。この誘惑にはついに勝てずに思わず生を一杯注文してしまいました。何とも至福の一時でした。

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by emozione | 2009-07-20 18:00 | 九州以南

秀ちゃんらーめん@中央区警固

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 福岡3日目、最初のお店は中央区警固の名店「秀ちゃんラーメン」です。朝一の入店を狙って中洲近くの宿から歩いて出発、40分程の予定でいた所道を間違ってしまい到着したのは開店7分前、店の前にはすでに列がありその最後尾に並ぶ事になりました。午前11時30分開店、列の前の方から順番に入店しますが、初回入店は2に前までで終了、敢えなく2巡目待ちとなりました。
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 待つ事15分程で入店、メニューを確認してらーめん+味玉子をオーダーしました。
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 らーめん(650円)+味玉子(100円)です。背脂の浮いたドロッとしたスープで粘度のある濃厚なスープです。大阪の無鉄砲に似た印象があります。濃厚ですが一口、口にすると豚の旨味が広がります。返しが上品で巧く作られている為か濃厚でも余りくどさを感じさせません。麺は博多の中でも特に極細。細くてもしっかりした麺でした。

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by emozione | 2009-07-20 11:30 | 九州以南

一幸舎 大名本店

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 福岡2日目の夜、行きたい店はそれなりにあったのですが連休とあって多くの店が休み、ということでこちらをセレクトいたしました。天神から西にしばらく行った大名にある人気店「一幸舎」です。モダンな外観でいかにも今時のラーメン店と言った趣です。人気店と聞いていたのですが、私が入店した時には先客はなく店内にただ一人の状態でした。早速メニューを確認、基本のラーメンに味玉をプラスした味玉ラーメンをオーダーしました。
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 味玉ラーメン(750円)です。白濁したスープは泡立っています。トッピングはチャーシュー、ネギ、キクラゲとオプションの煮玉子、見た目はかなり濃厚に見えます。しかし、口にしてみると十分な下処理がされているためか癖が無く清楚な味わいです。煮玉子は非常に良くできていると思います。全体に良くできた豚骨ラーメンですが逆に言うと余り特徴を感じさせないとも言えるのかも知れません。朝食べたラーメンと好対照な一杯でした。

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by emozione | 2009-07-19 19:30 | 九州以南