だけ食堂@西川津町

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松江市西川津町のだけ食堂です。この食堂の存在は随分前から知っていたのですが独特の怪しげな風貌からこれまで遠巻きに眺めるだけで過ごしてきました。しかし、表の看板にラーメンの文字があり一度行ってみなければならないとかねがね思っていました。この日は元々某店のオープンに出かけるつもりだったのですがオープン延期と言う事でどこか他にと考えてこの店の事を思い出したので意を決して行ってみることにしました。場所は学園通りの北の外れ、ハローマックの交差点から一本北の信号を東に入った路地の先にあります。2階が学生アパート1階が店舗になっています。入るのにかなりの勇気が必要です。
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中は以外と広く50人ぐらいは収容できるスペースがあります。屋台のようなカウンター席と古びたテーブル席、そして奥の下がり壁の向こうに朽ちかけた数席の座敷、入口では躊躇しましたが入ってみると以外と普通で、初めてなのにどこか懐かしい雰囲気すらあります。
夏なのに何故か石油ストーブ、そしてその上で焚かれた蚊取り線香の煙が玉手箱の煙のようにタイムスリップを呼び昭和の世界へと誘います。
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愛想の良いおばさんが何処の席でも良いですよ言われるので、奥の座敷に着席です。ここの畳は平衡感覚がおかしくなるほど傾いていて、上がると地面を踏み抜くんじゃないかという不安に駆られながら何とか着席です。おばさんがお水と、暑いからと言ってとてもレトロな香りのする扇風機を持ってきてくれました。何かとてもほのぼのとした雰囲気のある奥さんで、何年も前から数多くの学生達にお母さんのように慕われて来たんだろうなと容易に想像することが出来ます。早速ラーメンを注文しようとしたら、昔はラーメンをやっていたけど今は定食だけしかやっていないそうです。
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ラーメンがないのは残念ですが、気を取り直してメニューの選択です。そう言えば某ネットの書き込みでとりの唐揚定食が美味しいというのがあったのでそれと、連れがコロッケ定食をいただくことにしました。値段は皆650円だそうです。
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唐揚げ定食の唐揚げです。
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コロッケ定食のコロッケです。
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それぞれの定食には、おかずが3品と写真には出ていませんが大根のみそ汁が付いています。
おかずはレンコンと人参のピリ辛、春雨のマヨネーズサラダレモン風味、おからとゴボウと蒟蒻の和え物、どれも素朴で田舎の実家の食卓に並んだお袋の味と言った雰囲気です。帰りがけにふと見ると壁に何枚もの写真や葉書が貼ってありました。皆、昔ここに通った学生達で結婚の報告や家族の近況などを知らせて来るのだそうです。何十年も変わってない昭和の香りがする店構えとお袋のようなおばさんの人柄で心を温かくしてくれる、そんなお店でした。
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by emozione | 2007-06-27 13:15 | ラーメン以外