金波食堂@東津山
岡山県津山市の東津山駅前にある昔ながらの食堂「金波」です。詳しい歴史は定かではありませんが4~50年前からあるのではないかと地元の方が言っておられました。
おでん、丼物、お好み焼き、焼きそば、うどんなどが主なメニューですが汁そばという謎のメニューがありこれが実に面白い食べ物だったので紹介しようと思います。
その前におでんから。おでんはこの近辺には珍しく色の黒い関東風です。関西風になれている身にとっては見た目で面食らうのですが普通に美味しく頂けます。
お好み焼きです。こちらは焼き方は広島風に近いのですが二つ折りにして出てくるので関西のキャベツ焼きに近いかも知れません。ソースがお好み焼きソースではなくシャバシャバなウスターソースのようなソースが塗られてきます。
そして汁そばです。汁そばの正体が分からなかったので聞くと、麺は焼きそばの麺、出汁はうどんの出汁だそうでカテゴリーとしては姫路駅の駅そばとか鳥取の素ラーメンに近い物と言って良いでしょう。こちらの汁そばは量はやや小ぶりですが、わかめ、天かす、ネギのトッピングで叉焼こそ乗っていませんがルックス的にはラーメンです。そして味も焼きそばの麺が少し太めのラーメンとして全く違和感なく、何より鰹節の効いたうどん出汁が動物系が全くないにも関わらずパンチの効いたダブルスープのようでラーメンとして代用とか真似事の域を超えて完成された物になっているように思います。駅そばや素ラーメンのように知られていないのが残念です。
by emozione | 2015-01-13 22:53 | 岡山県