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縁○○食房 だんだん家@大社

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 久しぶりに行った出雲大社界隈ですが、折しも平成の大遷宮とあって昔は静かだった神門通りも、平日にもかかわらず「ここは本当に島根なの・・」と言いたくなるような人の数、(実はこれより少し前の日曜日に一度トライアルしたのですがあまりの大渋滞に断念したのでした・・・)さすがに神様の力は偉大です。そんな表通りの喧噪を抜け少し路地に入った所にその店はあります。縁○○食房 だんだん家。事前リサーチで鶏白湯塩系無化調のラーメンを提供と言われるとどうしてもあの店の事が脳裏に浮かんでしまいます。実際かつてのあの店が閉店した後、とある場所で店主とばったり会ったことがあるのですが、今は別の仕事をしているが近いうちにまた居酒屋系の店をやりたいと言っていたのが思い出されます。今回はそれを確かめるための潜入です。
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 店には駐車場が無いとのことで出雲大社の大駐車場にお参りをして帰ると心に決めつつ駐車。徒歩10分ほどの距離になるでしょうか。店に入ると、恰幅の良い店主と女性が二人、どうやらあの店主とは別人のようです。
 入店してメニューを確認、迷わす鶏塩らーめん(680円)をオーダー。全て手作り無添加、鶏ガラを6時間煮込んだ白湯スープが売りとの事ですが果たしてどうでしょうか。
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 待つこと30分(ちょっと待ち時間多め!)ようやく届いた鶏塩らーめん。店主の恰幅からすると少し控えめな丼に鶏チャーシュー、蒲鉾、コーン、刻み紫蘇、梅干しのトッピング。ライト目な鶏白湯スープに麺は細めのストレートですね。提供時にお姉さんから途中で梅干しを潰して味の変化を楽しんで下さいとのアドバイス。
 鶏白湯は無化調だと旨味を作るのが難しいと思いますが、このスープはなかなか良くできていると感じました。鶏チャーシューも秀逸、紫蘇の香りが最後まで飽きさせません。途中で潰すように言われた梅ですが、香り控えめな梅干しで、橋で割ると断片にはなっても溶けないのであまりスープの味が変化したとは感じられませんでした。どうせなら事前に潰した梅肉にした方が変化を楽しめるのではないのかな・・。しかし全体としてはかなり良くできた無化調鶏白湯ラーメン。鶏白湯を出す店が少ない山陰では貴重な存在なのは確かです。
 帰りにどうしても気になったので店主に聞いてみました。「松江に昔、同じ名前の店がありましたよね。」
あの店とは全然関係ないんですよ・・・という答えが返ってくるものと思っていると意外にも、「ああ、あれは友達!」と無邪気な答え。彼はだんだん家を閉めた後一時別の仕事をしていたけど、今は畑仕事をしているとか・・。もしかしたらこのラーメン、彼のアドバイスがあったのかも知れませんね。

by emozione | 2013-10-31 13:40 | 松江以外の島根県