五福星@仙台

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 宮城のラーメン2店目は仙台市の郊外、仙台市泉区の人気店五福星(ウーフーシン)です。仙台市内から徒歩で向かう場合、仙台市営地下鉄南北線に乗って泉中央駅下車、地上に上がって東西方向に走る県道35号線をひたすら西に20分ぐらい歩いた所にあります。夜の部の開店時間は18:00からで、店に到着したのはその20分ぐらい前でした。店の入口にノートがあって到着順に名前と車のナンバーを記帳します。車で来店の人は記名さえしておけば暖かい車内で待つ事が出来る配慮です。徒歩の私は仕方が無いので駐車場内をブラブラして開店を待ちます。すると駐車場の片隅にドッグパーキングなるものを発見、どうやら犬連れのお客さんのために飼い主さんがラーメンを食べている間犬を繋いで置く場所のようです。これなら暑い季節でも犬の熱中症を心配しなくても良さそうです。
 そうこうする内に開店前になって店員の動きが慌しくなり出入りも多くなります。そして開店まで7分となった所で、「開店までまだ少し時間がありますが、寒いので中でお待ち下さい。」と招き入れられました。他の客も含め記帳順に席を決めて案内されます。そして店員のお姉さんから全員に向かってオーダー順とメニューについて丁寧な説明がされました。その話を参考にしたりメニュー表を眺めたりしながら開店時間を待ちます。そして間もなく開店時間を迎え入店順にオーダーがとられます。この日は日曜日だったため週末数量限定の熟玉と言って4日間かけて作られる味付け玉子があると言うことで、これと基本のラーメンをオーダーしました。
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 オーダーから程無く、まず熟玉(157円)が別皿で運ばれてきました。「真ん中に切れ目が入っているので、箸で割って前菜として食べて下さい。」との事、てっきりラーメンに乗せて出されると思っていたので前菜というのは少し意外でした。言われるままに箸で割ってみると白身はしっかり黄身はトロトロの味付け玉子です。黄身の部分を少しだけ口にしてみると、かなり濃厚な味付けです。基本は燻製玉子ですが、八角でしょうか、強烈な甘みのある香辛料の香りがします。これ自体大変美味なのですが、これを食べてしまうと、ラーメンの味の印象が変わってしまうので、残りは後でいただくことにしました。
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 そしてしばらくして、ラーメン(599円)の登場です。わずかに濁りのある豚骨醤油系のスープにチャーシュー、ネギ、メンマのトッピング。麺は太目の平打ち縮れ麺です。スープは皮膚系の素材が使われているのでしょうか、膠の香りを感じます。岡山の昔ながらの豚骨醤油系スープに近い印象です。関東より東ではこの手の味にあまり出合った事がないのですが、この辺がよく「好みの分かれる」と評される所以なのでしょうか。ここ数日東北のラーメンを食べ歩いた身には、どこか懐かしさを感じる味でした。
 美味しくラーメンをいただいた後お会計の際に、もとより乗る気はなかったのですが他の人の参考のためと思って近くにバス停があるか尋ねた所、「徒歩でいらしたのですか?」という事で「ハイ」と答えると、バス停の位置の説明を受けた上に「タクシーをお呼びしましょうか」とのご心配をいただきました。思えば、開店前に寒い中外で待たなくて良いようにノートが置いてあったり、犬連れの客のためドッグパーキングが設置してあったり、車の無い客が外で待っているのを見て(かどうか分かりませんが)早めに入店を許したり、分かりやすく無駄なく丁寧にメニューやオーダー順に付いての説明があったり、客に対する心配りを随所に感じさせられました。この点は全国色々なラーメン店を渡り歩いた中でも特筆に価するものだったと思います。同じ宮城でもお昼に伺ったラーメン店と好対照なのが面白いですね。

地図
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by emozione | 2009-01-25 18:00 | 東北